海の中はカラフルなサンゴや多様な魚たちが暮らす、まるで異世界のような不思議な空間です。
そんな魅力的な海の世界を手軽に体験できるのがシュノーケリング。
シュノーケリングを楽しむためにはシュノーケルマスクが欠かせませんが、視力の問題を抱える方も多いでしょう。
「メガネをかけたままで使えるかどうか」というのは一般的な疑問です。
視力が弱いと美しい景色もぼんやりとしてしまうのは残念なことです。
この記事では、そんな視力の弱い方でも安心してシュノーケリングを楽しめる方法や製品を紹介します。
視力が弱い方でも問題なし！メガネの上からシュノーケルマスクは使えるか？
一部のスキーゴーグルではメガネの上からでも使えますが、シュノーケルマスクではそれが困難です。
マスクは顔にぴったりと密着し、海水が入らないようにする必要がありますから、メガネをかけたままでは隙間ができてしまい、水が浸入する原因になります。
しかし、水中の視覚は地上とは異なり、物体が大きく、距離が近く感じるため、視力が少し弱いくらいなら裸眼でも大丈夫です。
水が自然のレンズとして働き、物体を1.3倍に拡大し、距離を3/4に縮めるからです。
そのため、視力が多少低下していても、裸眼でシュノーケリングを楽しむことが可能です。
コンタクトレンズの使用は注意が必要
コンタクトレンズを着用したままシュノーケリングすることは可能ですが、おすすめはしません。
海水がコンタクトレンズに触れると、レンズが変形したり、目にダメージを与える可能性があります。
しかし、何も見えないという方には、使い捨てのデイリーコンタクトレンズが適しています。
使用後は必ず新しいものに交換し、目薬を携帯することも忘れずに。
使い捨てコンタクトレンズは日々かなり進化してて助かる。普段眼鏡も使うけど、海でシュノーケルとかはやっぱり使い捨てコンタクトレンズじゃないとねー。間違って流しちゃっても安いし。
— JUNKO K (@ritacon) July 1, 2017
マスク内に水が入った場合の対処法
万が一マスクに水が入ってしまった場合は、マスククリアという技術が役立ちます。
これは水中で行うマスク内の水を抜く方法です。
具体的には、マスクの前面を軽く押さえつつ、斜め上を向き、ゆっくりと口から息を吸い、鼻から息を吐き出します。
水が残っている場合は、この手順を繰り返します。この技術には慣れが必要ですから、実際に海に入る前に浴槽などで練習しておくと安心です。
また、シュノーケリングはインストラクターの同伴が推奨されますので、何か問題があればすぐに相談できます。
度付きシュノーケルマスクの活用
視力が弱い方には、裸眼やコンタクトレンズの代わりに度付きシュノーケルマスクの使用をお勧めします。
ただし、通常のマスクに比べて度付きマスクは価格が高くなる傾向があります。
はよん、もちぽよ
これからシュノーケル
度付きのゴーグル借りたらめっちゃ視界良好！これで街歩こうかな pic.twitter.com/S3bjhlv9Xm— つぶ (@tellyoutellpou) March 5, 2024
シュノーケリングツアーやレンタルショップで度付きのオプションを提供している場合がありますので、事前に調べておくと良いでしょう。
また、既存のマスクに取り付け可能な度付きレンズも市販されており、度付きマスクの購入に比べてコストパフォーマンスに優れています。
まとめ：シュノーケルマスク使用時の視力対策
シュノーケリングは日常とは違う特別な体験を提供するアクティビティですが、メガネの併用は難しいです。
水中では物体が拡大し、近くに見えるため、視力が軽度に低下している場合は裸眼でも問題ありません。
コンタクトレンズの使用も可能ですが、安全を考えると使用を避けたほうが良いでしょう。
非常に視力が低い場合は、度付きマスクや度付きレンズの使用が最適です。
デジタル技術で美しい記録を残すこともできますが、直接自分の目で確認することには大きな価値があります。
適切な準備をして、この特別な体験を存分に楽しんでください。
