キッチンは毎日使われる場所なので、こびりつきやすい汚れがたまりやすいですね。
特に排水口のあたりは、ヌメリや汚れが溜まりやすく、定期的なお掃除が必要です。
そのままにしておくと、時間が経つにつれて排水口が詰まってしまう原因にもなりかねません。
この記事では、キッチンの排水口をきれいに保つために知っておきたい、詰まりや汚れの原因と、それを未然に防ぐための方法を紹介します。
キッチン排水口の詰まりと汚れの主な原因とは?
排水口が詰まる主な原因はいくつかありますが、特に注意したいポイントを見ていきましょう。
調理後の油
調理で使った油をそのまま排水口に流すのは避けた方が良いですよね。
油は温度が下がると固まりやすく、それが排水口にへばりついてしまいます。
毎日の料理で少しずつ油が溜まっていくと、他のゴミと結びついて、排水口が詰まる原因になります。
食べ残し
三角コーナーを使っていても、細かい食材のカスが排水口に流れ込んでしまうことがあります。
これらが油の汚れに絡まってヘドロとなり、詰まりの元になるのです。
洗剤の残留
食器を洗ったりキッチンを掃除したりする際に使う洗剤や石鹸の残りも、排水口の詰まりに繋がります。
これらが完全に水に溶けずに排水口に残り、時間が経つとヘドロの原因となります。
油汚れがあると、これらがさらに付着しやすくなります。
キッチンの排水口をスッキリさせる掃除のコツは?
キッチンの排水口のヘドロや詰まりは、放置せずにしっかり対応する必要があります。
日々のお掃除で排水口をきれいに保ち、快適なキッチンライフを送りましょう。
ここでは、家にあるアイテムを使ったヘドロ除去方法をご紹介します。
ベーキングソーダとクエン酸でスッキリ
家庭によくあるベーキングソーダとクエン酸で、排水口のお掃除ができます。
①ベーキングソーダ200gを排水口にまんべんなく振り分けます。
②そのまま10~15分ほど放置します。
③次にクエン酸100gを上から加えます。
④ぬるま湯または水200mlをゆっくりと排水口に注ぎます。
⑤約10分後、たっぷりの水で流しましょう。
ベーキングソーダとクエン酸が反応して、汚れを浮かせる泡ができます。
クエン酸がなければ、酢を使っても同じように汚れを落とせます。
オキシジェン・ブースターで油汚れにアプローチ
過炭酸ナトリウムが主成分のオキシジェン・ブースターは油汚れに強い味方です。
使い方は簡単です。
①オキシジェン・ブースターを温かい水で溶かします。
②その溶液を排水口に注ぎます。
③数時間放置した後、しっかり水で洗い流してください。
泡立ちが少ないので、すすぎも楽ちんです。
液状排水管クリーナーで徹底的に
液状の排水管クリーナーはヘドロや汚れを直接分解し、きれいにします。
①排水口のパーツを取り外します。
②排水管に製品の指示に従って液体を注ぎます。
③1時間ほど放置したら、パーツを戻して水でしっかりとすすぎましょう。
液状排水管クリーナーは強力なので、使用時には手袋などの保護措置をとることを忘れずにしましょう。
キッチン排水口の詰まりを予防する方法は?
キッチンの排水口を清潔に保ち、詰まりや悪臭を防ぐための予防策は、毎日のキッチン利用を快適にするために非常に重要です。
以下に紹介する方法を取り入れて、ストレスなくキッチン作業を行いましょう。
排水口フィルターの活用
食べ物の残りや小さなゴミが排水口を詰まらせる主要な原因です。
排水口にフィルターや三角コーナー用のネットを設置して、ゴミの流入を防ぎましょう。
これにより、排水口を清潔に保つことができます。
特に、新しいフィルターを使用してシンクを掃除することで、二重のメリットが得られます。
細かい網目のフィルターを選ぶことで、より小さいゴミもキャッチできます。
ヌメリ対策
排水口のヌメリは詰まりの原因となるため、これを防ぐことが重要です。
定期的な掃除でヌメリを取り除き、排水口の流れを良好に保ちましょう。
市販のヌメリ取り商品を使うのも良いですし、キッチンに合わせた商品を選んでください。
また、アルミホイルを利用することで、ヌメリの発生を抑えることが可能です。
アルミホイルを小さな球状にして排水口に置くだけで、殺菌効果が期待できます。
キッチン漂白剤の使用も、ヌメリ除去に効果的です。
60℃のお湯を使う
排水口に付着している見えない油汚れや微細な食べカスを取り除くために、60℃のお湯を使う方法が効果的です。
排水口の蓋をして、シンクにお湯を溜めた後、流し出します。
この方法で、排水口内の汚れを流し出すことができます。
ただし、お湯の温度が高すぎないよう注意してください。
適切な温度は約60℃です。
この処置を定期的に行うことで、排水口の詰まりやヘドロの予防につながります。
まとめ
キッチンの排水口に溜まるヘドロや詰まりを防ぐためには、日常的に簡単にできる予防策が有効です。
ヘドロの主な原因は油や洗剤の残留、食べカスなどです。
ベーキングソーダやクエン酸、オキシクリーンなどの洗浄剤を使った掃除や、定期的な熱水の使用、排水口用のネットの設置が、これらの問題を予防する効果的な方法です。